「六番目の小夜子」(恩田陸)読了。

というわけで恩田陸の「六番目の小夜子」を読了したよーよー。

六番目の小夜子 (新潮文庫)

六番目の小夜子 (新潮文庫)


日本ファンタジーノベル大賞の最終候補作ですな(受賞はしていない)。

「新人賞を取るならこのくらい書けて当然やぞ。死ね!」と言われたので
どんなもんかと読んでみようと思いまして。

グエー、死んだンゴ。

いや……めちゃめちゃ面白い。
デビュー作でこんなに書けるもんなん(00;
ボロボロ。。(目からウロコが落ちる音)
あ、でも演劇のシーンが一番の山場で、
そのあとは失速気味、最後は消化不良でしたね(放火のくだり、要る?)

はえー、生き返ったンゴ。

しかし面白かったですねー。
村上春樹しかり、後のエース級ってデビュー作も他の作品とは一線を画すよね。
なんなん、才能?

でもまあこんな動画もあるわけで。
恩田陸が嫌いだ。あのひとを読んでいると、校了という言葉が言い訳みたいに聞こえるから」
恩田陸が嫌いだ。あのひとを読んでいると、クソ描写に嘘がつけなくなるから」
恩田陸が嫌いだ。あのひとを読んでいると、推敲すら楽しまなきゃいけない気がするから」
恩田陸が嫌いだ。あのひとを読んでいると、どんなクソ初稿もチャンスに思えてくるから」
「「「「でも、同じ人間の筈だ」」」」
まあ恩田陸にも村上春樹にもなれませんので、
自分のなかの最高作品を書こうと思いますまる