「ミニチュアガーデン・イン・ブルー」(キリチヒロさん)読了


ふとキリチヒロ作品を読もうと思い立ち
「ミニチュアガーデン・イン・ブルー」を読み返していました。

感想など。

……いや感想は前に書いてたやん!⇒http://d.hatena.ne.jp/slymelogue/20151018/1445395763
と言われるとそうそうそうなんだけどね。
何度でも読みたい作品はある。

「まだ覚えてない」
犬と早苗。

陸の初めての友だちで、初めて戦うことを教えてくれた犬。
子どもに陸という名前を遺して海に消えてしまった早苗。

生の形と死の形。

青色は生でもなく死でもなく、中途半端な色だと思った。
だから「愛する」ということは青色に似ているかもしれない。
陸は誰かのことを愛するのだろうか、切ない。

あっ、すごくまとまりのない感想ですね……。
初回読んだときより全然ダメージでかくて
身体の一部か感情の一部がどっか持ってかれたような感じ。
嫉妬。
案外、もうどこも痛くない。
http://hydrablue.thebase.in/
「ミニチュアガーデン・イン・ブルー」はこちら↑から通販で購入できます。
(私は今日、「EINE KLEINE」の2冊目を買うという暴挙に出ました。。売り切れたらすみません。)
海のある町で育ったとか、海や青色が好きとか、そういうひとにオススメかなー。
繊細な風景描写がとても好き。

明日は、「夏火」を読む予定です。
「ミニチュアガーデン・イン・ブルー」に続く2作目。
完結編が文学フリマで出るという噂があり、とても楽しみ。