新世界ヤンチャーズ(2018.07.28)

こちらのライブに出演してきました。

【月野幻奏夜 vol.82】
日時  7月28日(土)
場所  LIVE Bar「新世界ヤンチャーズ」
    西成区鶴見橋1-15-25
OPEN18:00  START18:30
ADV/DOOR 1000円 (別途DRINK代が必要です)

出演者
にゃんしー/ボーカルぶん/大島直人
ハルキゲニア/岡村雄大/西成の神様
出演してきたからにはブログ記事書こうと思うんですが、
うーーーん、書きにくい。。
とても特別なイベントではあったんですよ。
ただその特別さを表現できる自信がなくて。

初めて出演するハコでした。
そういうハコというのは、勝手がわかっていないので
独特の緊張感があるものですが、
今回はとりわけ
ツイッター経由での出演依頼で主宰の方と面識がなかったこと
・西成のハコであること
がまた別種の緊張をわたしに与えました。

スベらないかどうかはいつも不安です。
俺、ヤレんのか?と。

入ってみると、なんか……お城みたいなゴージャスな会場でした。
けっして広くはないんですが、派手な真っ赤なソファーとか置いてある。
簡単に音出しとマイク合わせだけさせてもらって、
ほかの出演者がいらっしゃるのを待ちました。
あ、そういえばこのハコ、スタンドマイクとかハンドマイクとかで
声出さなくていいんですよ。
ステージに立ってそのまま歌ったら、声を拾ってくれる。
ここ、すごかったですね。

そういうしてるうちに他の出演者さんがいらっしゃいました。
ハコのオーナーでもある「西成の神様」と初対面です。
めっちゃオーラでてる!
そしてちょっと尊師に似てる!
そのことについて某人が触れたら、
「俺は浮けへんで。世間からは浮いてるけどな」
と微妙なギャグw

予定外のオープニングアクトがありました。
彼は末期がんを持っていて、宣告された余命を大幅に過ぎてるとのこと。
「余命の日にライブ予定入れたらええねん。そしたらずっと生きられるわ」
みたいな話もあったりして。
最近はライブ中に意識を失うこともあるそうです。
なんか……すごいライブだった。
うまく表現できませんが。
というかとうてい表現できる自信がないので、あまり書かないでおきます。
ただすごかった、とだけ。

ボーカルぶんさんはストリートミュージシャン
主宰の方もおっしゃっていましたが、男前な歌が多かったですね。
ただただ素直で、かっこいい。
ふだんの受け答えもスマートで、よき人柄がそのまま歌になったかのようでした。
そういえばこのイベント、アバンギャルドな方が多かったんですが、
みんな音楽に関して誠実だった、と思います。

大島直人さんの歌はコミカルで好きですね。
ピョンヤンれいめん〜♪すっぱいにおい〜♪」
から始まる政治的な歌もあったりして。
「俺のおじさん、北朝鮮に亡命したわ」
みたいな客席からのMCもあったりして。
それは亡命とは呼ばないのでは……。
このイベント、ちょくちょく客席からMCがあって、面白かったです。

ハルキゲニアさんは和風の、とても物悲しい歌がよかったです。
中島みゆきのリクエストがあって、
地上の星か?空と君とのあいだにか?糸か?」と待ってたら(←ミーハー)
まさかの「う〜ら〜み〜ま〜す〜♪」
しかもそれがハルキゲニアさんの作風とめちゃめちゃ合っとって。
さびしい歌はよい。それはたのしいとそんなに離れてないと思います。

岡村雄大さんは主宰の方。
おおーー、ツインネックギター!!!生で初めてみた!
かっこよかったですね〜〜。
奈良の岡町という場所、知らなかったのですが(※旧遊郭だそうです)、
そこの風景を歌い上げる歌がよかった。
性病のことを歌った歌「ヴィールス」もよかった。ハード!

で、最後に西成の神様。
MCがめっちゃ長いwでもおもしろい。
暴れる、という感じの、タフなライブでした。
拍手を求めるタイミングで、手首をクンッと挙げるんですよw
ユーモラスな中にも激しいものがあって、
その触れ合うかんじがよかった。

あ、わたしのパフォーマンスですか?
セットリストとしては
1+1
やさいをたべよう
ピラミッド
野球拳
ポエムマン
をやったりました。20分ほどですね。
通用したのでは!
たくさん笑ってくれて、うれしいことでした!

ライブの後、明かりが消えて、天井にプラネタリウムが現れました。
台風のなかにふいに現れた美しい夜空。
涙がこぼれないように、といいますが、うえを見上げると泣きたくなるのはなんででしょうね。

たのしくて、ものがなしくて、いいイベントでした。
機会あればまた行きたいです。
オススメできるイベントでもあるので、お時間ある方、次はぜひぜひ。