「よくないおしらせ」(壬生キヨムさん)読了

というわけでテキストレボリューションズでゲットした
壬生キヨムさんの「よくないおしらせ」を読了しましたよーよー。
上下巻あるんですが、今読んだのは上巻のみです。

壬生キヨムさんの書かれる短歌が大好きなんですけど、
小説もなかなか……。
短歌もそうだけど「萌えるポイント」を分かってるな、という印象です。
それも狙ってではなく、素で。

BLということで、男の人ふたりの旅物語なんだけど、
直接的な性描写はごく少なく。
可愛らしいふたりのやり取りに引っ張られて、すいすい読めます。
壬生キヨムさんの作品はナチュラルにへんな表現が入ってきて、それがすごく好き。
今回の個人的なヒットは「顔が濡れたアンパンマンみたいに力が出ない」でした。
なにその比喩!

力を抜いて、ゆらーとふたりの淡い関係を楽しめる良いBL。
壬生キヨムさんの雰囲気にも通じるところがありますよね。
「はふう……」とため息をついて読み終えることができる、やさしい小説でした。

お洒落で静かなカフェとかで読むといいんじゃないかなー。