「ハイコーフェス」行ってきたよ。

先週末は「ハイコーフェス」に行ってきました。
https://haikou-fes.jimdo.com/

「ハイコーフェス」とは秋田の山奥(仙北市)の
田沢湖畔にある廃校で開催される音楽フェスです。
大森靖子さんが出演されるというのを湯さんから訊いて、
湯さんは大森靖子さん大好きなので、一緒に行ってみたいなと思いました。

……しかし今よく考えると、大森靖子さんは京都のボロフェスタとかでも
全然観られるんですよね。
何を考えて秋田まで行ったんだ……しかも尼崎から車で……頭おかC

東京経由の道を通っていったんですけど、
北に上がればあがるほど田んぼと鉄塔だけのリリイシュシュばりの景色が
どんどん田舎じみて行って、「こいつはやべえな!」と思いましたですね。
ドライブ旅の楽しみの1つはSAで食べるごはんなんですけど、
喜多方ラーメン食べたり、宇都宮の餃子食べたり、とてもおいしかったです(こなみ)

御殿場のホテルを朝に出て、秋田の田沢湖温泉にあるホテルに着いたときは
すっかり夜更けでした。
温泉とか入って、ビール飲んで、早々に就寝。

「ハイコーフェス」の朝は早いんです。
学校ですからね。
8:30には会場がオープンするので、それに合わせて行きました。
……正直、結構ふあんでした。
大森靖子さん以外のアーティストは全く知らないので。
大森靖子さんの出番は午後2番目なので、
それまでめっちゃ退屈するのではないかというふあんが結構あった。
基本的、興味のないアーティストのライブって、
対バンとかで組まれてるのを観ても、あんまり楽しめないことが多かったんですよ。

でも、ぜんぜんそんなことなかった。

主宰の進藤さんが裸になる謎パフォーマンスを経て、イベント開始。

ライブ1人目は、sunnysunnygirlさん。
かわいい女の子の弾き語りです。
そういう、女の子がおっきなギター持って弾き語りするスタイルってよくあると思うんですけど、
僕もたくさん観てきたんですけど、sunnysunnygirlさん、すごくよかった。
声がやわらかくて、ギターがあったかくて、なんか、温泉に入ってるみたいだった。
あんまりに幸せなので、あとで物販でCD買いましたけども。
音楽でひとを幸せにできるって、素晴らしいことですよね。
最後のバンド編成のコピー曲「セックスしよう」も最高でしたね。
のっけからいい時間でした。


2人目。THE TOMBOYSさん。
「なにわのハイテンションガール」とのこと。
(なお居住は神戸なもよう)
……最高だった。
女の子4人がぴょんぴょん跳ねながらギターを弾いて
ハイテンションの歌をうたうスタイルなんですけど、すごく楽しい。
元気でる。
湯さんが言ってたんですけど、ビートルズの影響受けてるんですかね。
「Tell Me Why」は好きなミュージシャンについて歌ったうたって言ってたけど、
それはビートルズのことなのかな。
一緒になって踊るの、すごく楽しかった。


3人目。鈴木実貴子ズさん。
「鈴木実貴子」と「ズ」の2人ユニット(?)
THE TOMBOYSさんのときにめっちゃ踊って汗かいたので、
またテンション高めのきたらどうしようかと思ったんだけど、
静かに聴かせる系だったので、イベントとしての配慮を感じました。
とにかく、歌がめっちゃうまい。
ただただしんみりと、音楽に身を任せていればいい感じ。
廃校に三角座りして、音楽を身体にしみこませるという尊い時間でした。

4人目。二人jaajaジャイアントステップA2C+石丸だいこさん。
最初はただ弾き語りするだけかな、と思ったんですけど、ぜんぜん違った。
なんかへんなのいっぱい出てくる。暗黒舞踏とか。
一言、なんかすごかった。
こんなの音楽じゃない。これはその向こう側、彼らに言わせるところのZEROだ。

ここで午前中終わり。
お昼ご飯は、給食としてカレーが出ました。
給食ってぜんぜん嫌いだったんですけど、カレーだけは好きだったんですよね。
そういう人多いと思うんですが。
給食然とした銀のトレーにカレーと汁ものを載せて運んで、
おいしくいただきました。

午後の1人目は、SESAMEさん。
東京ってかんじのパンクバンドだった。
やっぱり午後の1番目ってお客さんが重くてやりにくそうでしたけれど、
イベントとしてここにSESAMEさんがあったのはすごくよかったのでは。
会場があっためられた気がします。

午後の2人目。大森靖子さん。
このひと目当てに来たんですよね。
といってももう他のひとも楽しすぎて、この時点で満足度はすごく高かったんですけど。
湯さんは前にも大森靖子さんのライブを観たことがあるみたいですけど、
僕は初めてでした。
バンド編成ではない、弾き語りスタイル。
……なんというか、言葉にしずらい。
言葉にできるとすれば、それは「言葉にしずらい」という言葉だと思う。
「世界と戦ってる人」というわりと手あかにまみれた形容があるんですけど、
いまや陳腐な言葉だとしてもかまわない、この形容が似合う。
すごくかっこよかったです。

このへんで体力が尽きてしまって、
湯さんが大森靖子さんとのチェキを撮ったあと帰りました。

総じて、最高なイベントでした。
「ぼくのしあわせをひきかえにします」というコピーがすごくよい。
これ、都心でやったらめちゃめちゃ人が入っちゃうイベントだと思うんですよね。
秋田の山奥で行われたからこそ、めっちゃ人が多くはなくて、
すぐ近くで観られたのがすごくよかった。
はるばる13時間かけて車を走らせて行ってよかった。

何度でも思い出したいです。
ありがとうございました。
誰よりも、このイベントを教えてくれて、着いてきてくれた湯さん、ありがとう。