No rain, No rainbow

タイトルはカープのエース、マエケン前田健太)のブログのタイトル。
アメリカに行ってからこのタイトルに変わりました。

今日はマエケンのMLBデビュー戦でしたね。
まさにこのタイトルがふさわしい、日本中が雨に濡れた日に。
日本では雨男だったマエケンらしい。

6回無失点、さらにホームラン。
十分すぎる内容なのでは。

そしてマエケンが記念すべき1勝を挙げたのと同じ日、
僕も群像新人文学賞の1次を通過することができました。

たかが一次、と言われるかもしれないけど。
でもマエケンだって、最初からエースだったわけじゃない。
1年目、ずっと二軍にいたことも知ってる。
最初の頃、カーブくらいしか変化球がなく、
それも抑えるほどの威力のない苦し紛れのピッチングだったことも知ってる。
雨に苛々してボコボコに打たれた日も、勝負所のシーズン終盤で全然勝てなかった日も、
負けてはいけない試合でやらかしたボークも、全部見てる。
それらを乗り越えて、今日の一勝がある。

作家としては小さな一歩かもしれないけど、僕にとってはすごく大きな一歩なので、
素直にすごく嬉しいです。

ブログさかのぼったら何処かに書いてあると思うんですけど、
今回の賞に出すとき、「感謝がしたい」と云いました。
結果がまるで残せないなら「ありがとう」なんて言えないから、
それを言うために、どんな小さなものでも結果が欲しい、と。
だから、今回の1次通過は、すごく嬉しい。
下読みしてくれた人とか、文芸で関わってくれた人とか、読んできた本とか、
パフォーマンス見てくれた子どもたちとか、大人たちとか、
本当にありがとうございました。

……うん、言えた!(`・ω・´)

まだ先の長い道ではあるけど、いろんな人や事に助けてもらってることを忘れず、
好きなことを素直に追いかけていこうと思います。