文学フリマ東京、ありがとうございました。

早いもので……”文学フリマ東京”も終わりやね……?
けど……”読書”も含めて”文学フリマ”やから……!

というわけで文学フリマに来てくださったみなさま、
お話ししてくださったみなさま、
本を手に取ってくださったみなさま、
ありがとうございました!!

我々おとそ大学パブリッシングが参戦した文学フリマ東京も、
無事終わりを迎えました。

ええと、頒布数でいうと過去の東京では最高でですね。
まあ大阪ほど売れてはないんですが。
委託でお預かりした庫内灯は完売しましたし、
東京の新刊2つ「ともだちの国」「赤ちゃんのいないお腹からは夏の匂いがする」も
安定の2桁で、たくさんもらわれていきました。

「赤ちゃんのいないお腹からは夏の匂いがする」は15冊しか刷ってなかったし、
群像一次通過で、力のある本だと思っていたので、バランス的にほとんど宣伝しなかったのですが、
1冊を残して全部もらわれていきました。よかった。
部数が少なかったのは、もともと東京で出す予定がなかったのを、急遽ねじこんだからです。
本当にいい本だと思っているので(すでに感想を3ついただいているけど、どれも好感触だったようで、うれしい)
また金沢とか、あまぶんでも手に取ってくだされば幸いです。

秋くらいに、対称となる「青い本」を出したいと思っています。
「赤い本」こと「赤ちゃんのいない〜」はかなり描写を濃く入れたのですが、
これについて半信半疑だったところがあって。
青い本のほうはこちらも海の話ですが、わりと軽めな、読みやすい一冊。
いま文藝賞のほうで戦ってくれているのですが、「赤い」のと「青い」のと、
どっちが評価されるものなのか、すごく分からない。

次、10月の群像新人文学賞に向けて、空の話を書こうと思っています。
ずっと海の話ばかり書いてきて、空の話は初めて。
でも、自衛隊基地のある、空にはつねに飛行機が飛んでいた町、飛行音が響いていた町に暮らした身として、
広島のすぐ近くで戦争教育をよくもわるくも受けた身として、
女ばかりの家庭に育った身として、書いておきたい空と戦争と女の子の油臭い話があります。
今度は「赤」よりで、がっつり描写を入れてみようかな、と。
早めに初稿上げて、修正に時間を使う予定。

でもひとまずは、読書かなーー。
文フリで買った本も、買い積んでた本も。
たくさん本読みたい。