映画「KANO」感想

先日、行ってきたわけですが、エー。

台湾の映画館も初でしたね。
見た目は日本のんとなんら変わらず。
違いは、ポップコーンがやたらでかいのんと、
あと、観客がめっちゃ騒ぐ!とにかく騒ぐ!

野球の映画なので、野球のシーンが多いんですが、
際どいプレイのときとか歓声がすごいよ!
いや、映画やから!
生中継じゃないから!

で、肝心の映画内容ですが、以下ネタバレしますね。
内容を知りたくないかたは、ミョウガ食べて忘れてください。


映画タイトルの「KANO」というのは、嘉農(嘉義農林学校)のことです。
台湾にある高校ですね。
当時、野球の甲子園大会には、日本の占領下にあった台湾・満州・朝鮮のチームも参加してたんですが、
日本本土のチームと比べると実力差があって、勝ち進むことはままなりませんでした。

そんななか、台湾代表の嘉農が、初出場ながら快進撃を起こし、なんと決勝まで進出してしまうんです。
まあ決勝で負けてしまうんですが。
おおむね、そんなストーリー(超ざっくり!)

あんまり描写が細かくなかったなー、というのが不満です。
重要人物である監督とか、エースとか、エースの元カノとか、
細かい人間性が読み取れなくて感情移入できんかった。
エースが指を怪我したときになんで投げたかったのか!とか、大事なとこだと思うんですけどね。
台湾に対する思いとか。

それと、嘉農が日本人・漢人・原住民の混合チームであるゆえの強さは、ちゃんと書かないといかんでしょう。
おそらく抱えてた矛盾も含めて。

とはいえ、3時間がっつり楽しめたのは事実。
野球のプレイシーンを長く取ってくれているのと、
勢いのある展開は魅力ですね。
何よりエースがぼこぼこに打たれて、みんなが
「イラッシャイマセー(歡迎光臨)」て叫びながら突っ込んでいくシーンは
本映画屈指の泣き場でしょう。

大味なところは、日本よりかは欧米に近い映画かもしれないですね。
台湾人と接してると、感覚が欧米人に近いな、と思うときがあります。

嘉農の実際の成績はこちら。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AC%AC17%E5%9B%9E%E5%85%A8%E5%9B%BD%E4%B8%AD%E7%AD%89%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E5%84%AA%E5%8B%9D%E9%87%8E%E7%90%83%E5%A4%A7%E4%BC%9A