壊れるほど愛しても1/3も伝わらないのはどう考えてもおかC
アイラブユーさえ言えないでいるマイハートに問題があるのではないか。
SIAM SHADEのデビュー曲……なのかな?
まあブレイクした曲ではありますよね。
「1/3の純情な感情」
るろうに剣心のエンディングテーマとしても記憶されています。
当時、縮地とか、九頭龍閃とか流行りましたね。
特に「二重の極み」は試したことあるひと
結構いるんじゃないでしょうか。
できそうですもんね。
……まあそれはどうでもいいんですが。
この曲のパンチラインは
「壊れるほど愛しても1/3も伝わらない」
だと思います。異論はないですよね。
当時、衝撃的でした。
だって、壊れるほど愛しても、1/3も伝わらないんですよ!?
なんでやねーんって。
しかし、1/3も伝わらないなら、
いったいどれだけ伝わるんでしょうか?
答えから言います。
1/9です。
これは、1兆円企業トヨタの、
最も売れ筋モデルと云っていいプリウスの
開発者が言った言葉です。
……開発者だったかな?
経済誌プレジデントで読んだんですが、
いま手もとにないから、うろ覚えだわ。
まあ覚えてる範囲で書きます。
さてあなたが、
30の価値のあるものを作ったとしますね。
一般に作者は、自分の作ったものを過大評価しがちと云います。
覚えのあるひとも多いんじゃないでしょうか。
これはプリウス開発者?の感覚では、
だいたい3倍程度に過大評価してしまうと云います。
つまり、先のものを、自分では90の価値があると思い込んでしまうんです。
一方でお客さんは、特によく慣れ親しんでいるものでないかぎりは
店頭で見たものを過小評価しがちと云います。
これも感覚になるんですが、
だいたい1/3程度に過小評価してしまうということです。
つまり、先のものを、お客さんは10の価値があるとしか思ってくれないのです。
分かりますか。
あなたが作った、90の価値があると自分では思っているものは、
実際にお客さんに見せてみたら、10の価値があるとしか見てくれないんですよ。
1/9ですね。
だからどうすべきか。
これへの明確な回答は、先のプリウスの開発者?は示していなかったように思いますし
ここでも書くつもりはありません。
しかし、
価値を作り、それを売るひとであれば誰でも
頭に置いておかなければならないことだと思います。