オンリーワン

No music, No life
なんて言葉があるけど、
音楽が人生って、なんか、すごいね。

僕の場合は、音楽自体が好きなんじゃなくて、
一部の音楽について、それ個体が好きって感じです。

そういう音楽はわりとインディーズから見つかることが多かったんだけど、
久しぶりにメジャーシーンで「これ、いいんじゃね?」アーティストを見つけました。

まあ有名どころで、今さら感はあるんですけど

面白いよねー。
きゃりーぱみゅぱみゅ

おっしゃれっつ世界征服だっ(歌うな)

昔好きだった(今も大好きな)hideと通じるものがあると思います。
彼が提唱してた「Psyborg Rock」ていうたらエレクトロニカやもんね。
hideの音楽って15年経った今でも色あせてないけど
きゃりーぱみゅぱみゅの音楽も、そうなんじゃないかな。

「オンリーワン」ということなんだと思います。

"ナンバーワンよりオンリーワン"なんていうと
結構反発食らうと思うんですけど、
本当のオンリーワンっていうのは凄いんですよ。

例えば、野球でいえば、
オンリーワンに一番近いのって
王貞治とかイチローとか野茂英雄とか
そういった次元の選手ですからね。

イチローの一番嫌いな言葉は「オンリーワン」らしい。
そんなイチローが一番「オンリーワン」に近いというのは皮肉)

これは豊田泰光さんの「豊田泰光のチェンジアップ人生論」からの抜粋ですが、
ピアニストのフジ子・ヘミングさんが、NHKの番組でこんなことを仰っていたそうです。
「私は確実に弾くことがいい演奏だとは思わない。
間違ってもいいから、人に弾けないものを弾きたい。」
もちろん、技術があることが前提ですよ。

音楽の話に戻せば、
「10年に1度周期で現れるアイドルグループ」
「欧米によくあるタイプの劣化版」
「昔からよくある自分探し系」
なんていうのは、オンリーワンじゃない。
例え売れまくって、ナンバーワンになったとしてもね。

代わりがいますからね。
いうたらコモディティなんです。
コンビニで売られているコピー品のような、消費される音楽です。
それが10年や20年先にも残っているということはありません。

それを考えればきゃりーぱみゅぱみゅ
とんがってるなあと思います。
他の誰にも真似できひんもんね。

オンリーワンっていうのは
10年後も……20年後も……
究極的には、
いつでも、どこでも、だれにでも
通用するような強さがある。

日本のミュージシャンでそれが出来たのって、
(まあ僕は先述したように音楽自体に詳しいわけじゃないので
限られた知識から出しますけど)
たまとか、坂本九とかになりますか。

世界でいえば、西ドイツの「ジンギスカン」(Dschinghis Khan)は凄かったなーと思う。

そんなわけで、きゃりーぱみゅぱみゅが今後、どんな音楽を出すか楽しみです。

それともちろん、僕自身も、誰にも真似できない
「にゃんしー」としての音楽が作れるように
がんばりますっ