強さ。

「強さ」って、なんだと思います?


今年、Twitterを始めて、
いちばん多くつぶやいた言葉があります。

藤川・・・お前たぶん、いま一番おもろいぞ。
元ネタは、連載中の青年漫画べしゃり暮らし」の台詞。
めっちゃいいシーンで出てくるんですけどね。

プロ野球阪神タイガースに、藤川ていう全く同名のピッチャーがいますねん。
フルネームは、藤川球児
最終回、僅少点差でリードしているシーンにだけ出てきて、
後続を断ち試合を終わらせる、いわゆるクローザーです。

藤川は、2006年に0.68、2008年に0.67という防御率を記録しています。
防御率というのは、9回投げたときに、平均で何点取られるか、という指標。
0.67という数字は驚異的。
9回投げて、0.67点しか取られへんわけやから、1回では0.07点程度。
1回を0点に抑える率は93%ほど。
1点差でマウンドに立つとは限らへんから、成功率はもうちっと高い。
史上に残る、偉大なクローザーだと言っていい。

だもんで、ほとんど打たれへんから、
あるとき打たれた試合に、言っちゃったわけですね。
藤川・・・お前たぶん、いま一番おもろいぞ。
って。
それが、今年は3回くらいこれをつぶやくことになった。
予想だにしない。
どころか、阪神が日本一への道を逃した運命の試合でも、
藤川は打たれ、負けた。

うそぉー

でも、振り返ってみると、藤川が大事な試合で打たれることって
結構多かったんですね。
ここ数年・・・阪神が優勝を争った試合では、
必ずといっていいほど藤川が打たれ、栄光を逃した。
国際大会・・・北京オリンピックやWBCでも
藤川が打たれたシーンは多かった。
偉大なクローザーだけれども、
大事な試合に弱い。

逆に、大事な試合にめっちゃ強い選手もおるよね。

すぐに思いつくのは、上原浩治
元巨人、現MLBのオリオールズ所属。
国際大会25試合、無敗。
大学のときには、キューバの151連勝をストップさせたっけなあ。
とりわけ国際試合の大事な試合ではマウンドに上がり、
完璧に仕事をやってのけた。

野手だと、西岡剛かなあ。
千葉ロッテマリーンズ所属。
WBC決勝、僅少リードの終盤に
川崎がまさかのバント失敗。
意気消沈する日本ナイン。
そこで、時間の止まるようなきれいなバントを
野手の間に滑らせて、日本を優勝に導いたっけ。
2005年の、阪神との日本シリーズでも、
この「プッシュバント」をキメてますな。
これをきっかけに、ロッテは3試合連続で10点をもぎとり
4連勝での日本制覇をやってのけた。

あとまあ、挙げるまでもないけどイチローとか。
WBCで、アメリカとの最初の試合で、
硬くなってる日本代表を前に初回先頭打者ホームランぶちこんだりとか。
WBC決勝で、忘れもしない決勝タイムリーをセンター前に打ったりとか。


こんなん羅列してもしゃーない。
けどさ、大事な場面での強さ・弱さを分けてるものって、
なんなんやろうね?

新庄とかイチローとかは「持ってる」って
表現してたけど。

新聞では、「(ツキを)持ってる」て補足されてたけど、
そうなのかな。


わからんなー。
寝るかっ