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- 作者: 泉由良
- 出版社/メーカー: 新風舎
- 発売日: 2004/09
- メディア: 文庫
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白昼社文庫でお世話になっている
(CDも出させてもらっています)
泉由良殿の本でござる。
最近はケータイ小説なんてものもありますが、
こんな純文学的小説を
14歳の時に書いているとは。
頭がさがります。
まあゆーたら奇想天外な(普通には起こりえない)ストーリーが
進行していくわけですが、
作中では実に淡々と綴られていきます。
まるで当たり前のことが起こっているかのように。
「シュルレアリスム」ということもできますが、
そんな小難しいものじゃない。
大切なものはそんな言葉じゃ修飾できない。
派手な作風が好まれる現代の文学シーンにおいて、
素朴で透明感のある本作は
ひときわ心地よく感じられます。
梅雨が明けたあたりの
からっとした夕暮れ時に
読みたい本。
白昼社文庫HP(http://cgi.geocities.jp/songbird_ffffff/hakuchusha/hakuchu.html)で
買えるそうなので、
よかったら購入されたしよ。