少女

リリイ・シュシュのすべて」を見ました。
映画ね。
今書いてる小説に岩井俊二作品の好きな女の子が出てくるので
調査もかねて。

あー、ネタバレしたらすみません。

蒼井優の映画だと思いました。
最初の1時間くらい、
男の子たちが夏休みの沖縄旅行から帰って
新学期が始まるまで蒼井優が出てこないんだけど、
その間の印象がない。

それから、最後のほうで蒼井優が死んでしまうんだけど、
その後の印象もない。

蒼井優演じる津田詩織が、
少女である時間を描いた映画だと思う。

少女は絶対にきれいでは有り得ない。
幾分にトラウマ的な傷を抱えていて、
でもそれを見せないだけの強さも持っている。
そして、それはいつかは失われてしまう。

大人になるという形でかもしれないし、
津田詩織という形でかもしれない。
どっちが幸せか、という質問自体が
少女の喪失を問うものとして矛盾している。

続きは今書いてる小説で表現します。
テーマは、尼崎×少女×野球、です。